20代で介護の仕事に就職する際、「金銭面」「人間関係」いろいろ気になりますよね。
「自分学歴低いし…」「大工はキツそう…」「介護やってみようかな」と悩んでる方がいると思います。
そんなあなたの為に、本記事では【20代で介護就職する際の5つの注意点】について解説します。
この記事を見るメリットは以下の通りです。
介護就職する際の注意点を5つ紹介しています。この5つの注意点をしっかり意識すれば、介護就職する際に絶対に困りません。
記事の最後には、【介護職に向いてない20代の特徴】についても解説してるので、ぜひ最後までご覧ください。
そんな僕が以下の内容を解説します。
20代で介護職に就職する際の5つの注意点とは?
5つの注意点は以下の通りです。
- 施設の選び方
- 施設の人間関係
- 給料や手当などの金銭面
- 精神的負担が大きい
- 職員、お年寄りとのコミュニケーション
一つずつ解説していきます。
施設の選び方
介護就職する際は、施設選びがとても重要です。
理由は、施設によって仕事内容や年収が違うからです。
介護施設には、【特別養護老人ホーム】【デイサービス】【介護老人福祉施設】などがあります。
最初に言っておきます。
20代で介護就職するなら、特別養護老人ホーム(特養)が絶対にオススメです。
理由は、年収が一番高いからです。
もちろん「お金が一番じゃない」と言う人は、他の施設も検討してもいいと思いますが、やっぱりお金いっぱい欲しいと言う方は、特養がオススメです。
実際に僕は【特養】【デイ】【ショートステイ】で働きましたが、特養の給料が一番高く、安定していました。
なので、もし施設選びで迷っている方がいるなら【特養】をオススメします。
施設の人間関係
介護施設に就職する際は、人間関係に注意しましょう。
理由は、人間関係が悪いと非常に働きにくいからです。
介護の仕事は離職率が多く、その理由のほとんどが人間関係です。
ただ逆を言えば「人間関係がいい職場は働きやすい」と言えます。
実際に僕は、現在の施設で8年程働いていますが、離職率は低く、職員からも「仲良いよね」と良く聞きます。
なので、施設に就職する前は人間関係に注意しましょう。
施設見学の時に、職員に注意して見学してみてください!
給料や手当てなど金銭面
働く前に施設の給料や手当て、金銭面をしっかりチェックしましょう。
理由は、施設によって給料や手当て、ボーナス等が異なる為です。
20代の若いうちは「家から近いしここでいいや」と家の近くの施設を決めがちですが、やめたほうがいいです。
就職してみて「給料少ない」「ボーナスこれだけなの!?」と言う人が大勢います。
実際に僕も最初の就職先は【家から近い特養】だけで入職しました。ですが金銭面での不満が多く、2年で退職をしました。
なので給料や手当て、金銭面はよく考えてから就職しましょう。
確認の仕方は、面接の時に直接聞くのがいいです。聞きにくいかもしれませんが、給料を聞いて面接を落とす施設はありません。
精神的負担が大きい
介護の仕事は非常に精神的負担が大きい仕事です。なのでメンタル面に注意しましょう。
理由は、精神的に追い込まれてしまうと仕事が続かなくなり、最悪の場合は入院もありえるからです。
職員のいざこざ、お年寄りからの一方的な暴言、暴力が日常的にあります。
もちろんお年寄り全員が暴言を吐くことはないですが、一定数います。
実際に僕も介護をやってきた中で、何回も暴言暴力にあってきました。最初は結構キツかったですが、回数を重ね、認知症を勉強してからはメンタルが安定してきました。
ここまで読んだ方で、「不安だな…」と思う方もいると思います。
そんな方は、【自分だけのストレス発散法】を見つけてから介護を始めた方がいいです。
例えば「寝ること」「映画鑑賞」「職場の人に話す」など、自分にあったストレス発散法を見つけてみてください。
自分なりのストレス発散方がある人は、ない人と比べるとメンタルが非常に安定しています。
ちなみに僕は「寝ること」「ゲーム」「映画鑑賞」がストレス発散法です。
職員、お年寄りとのコミュニケーション
介護の仕事は、このコミュニケーション能力が最重要です。
理由は、コミュニケーション能力があると職員との人間関係に悩まず、お年寄りからも気に入ってもらえます。
介護の仕事は、「お年寄りとコミュニケーションを取る仕事」と言っても過言ではありません。
思ってることを話せない方や、暴言になってしまう方がいられます。そんな時にコミュニケーションをとり、本当は何を思っているのか考えられるのが優秀な介護士です。
またコミュニケーション能力があると、職員ともうまくやることができます。
職員の中には「嫌味を言う人」「意地の悪い人」が必ず施設に一人はいます。
実際に僕の働く施設でも、「まだ終わってないの?」「早く!!」と嫌味ったらしく言ってくる職員はいました。
ここまで読んだ方で、「自分コミュニケーション能力なんてないからダメかも」と思った方がいるとお思います。
大丈夫です。僕も最初は全くありませんでした。
コミュニケーションなさすぎて、お年寄りと無言のババ抜きを1時間やったくらいです。あれは地獄でした…
でも年数を重ねていくうちに、コミュニケーションとり方や、職員との関わり方が分かってきます。
なので、最初の頃はコミュニケーションをとる意識だけしましょう。
20代で介護職に就職するメリット・デメリット
20代で介護職に就職するメリット・デメリットは、以下の通りです。
- 無資格でも働く事ができる
- 就職に困らない
- 自分の家族にも発揮できる
- 早めに経験を積める
- 働き方の自由度が高い
- 他の仕事と比べると給料が少ない
- 体力・精神的に疲れる
- 生活リズムが乱れる
一つずつ解説していきます。
無資格でも働く事ができる
1つ目のメリットは、無資格でも働く事ができます。理由としては、介護業界が人手不足だからです。
なので「介護やってみようかな」と思ったその日から介護現場で働く事ができます。
実際に僕の働く施設でも無資格の方の採用を行なっており、年に何人かの方が来られます。
ただ、最初に就職する際は資格を取ってからの就職がオススメです。
理由は、資格を持っている方が採用されやすいからです。また、専門用語も覚えられるのでスムーズに仕事する事ができます。
僕が最初に就職した際は、【初任者研修】と言う資格を取ってから就職しました。介護の考え方や専門用語などを勉強してからだったので、スムーズに仕事する事ができました。
就職に困らない
2つ目のメリットは、介護の仕事は就職に困らず働く事ができます。理由は人手不足だからです。
ほとんどの施設が人手不足なので、探せば確実に働き口があります。
新卒の方がよく言う「内定もらえなかった」みたいなことがほとんどなく、食いっぱぐれることはありません。
実際に僕も介護施設2回の転職経験がありますが、就職に困ったことはありません。
自分の家族にも経験を発揮できる
3つ目のメリットは、自分の家族にも経験を発揮できる事です。理由は、仕事をしているうちに介護の知識や、経験を積む事ができるからです。
ご家族の方の介護が必要になった場合、何も経験していない方だとすごく戸惑うと思います。また認知症の理解や、施設選びなどを1からやらないといけないのでものすごく大変です。
ただ介護の仕事をしていれば、認知症の方との話し方や、どんな施設に入れるかなど経験を発揮できると思います。
実際に僕のおじいちゃんが認知症になった時に気づく事ができ、施設にも早めに入れる事ができました。
早めに経験をたくさん積める
4つ目のメリットは、早めに経験をたくさん積める事です。経験が重要な理由は、面接の際に採用されやすくなるからです。
介護の仕事は人手不足なので、入社面接の際は経験者を優遇しています。
僕が今の施設で働く時も、経験があることを伝えたら即採用でした。それくらい介護の世界では経験が武器になります。
ただでさえ食いっぱぐれのない介護の仕事で、経験も豊富だと就職で困ることは、皆無と言っても過言ではありません。
働き方の自由度が高い
5つ目のメリットは、働き方の自由度が高いことです。理由は、色々な勤務形態があるからです。
介護の仕事は基本的にはシフト制で、施設で決められたシフトで勤務をします。中には「夜勤のみ」や「日勤のみ」「土日休み」などの勤務もあります。
実際に僕が働く施設でも、土日休みの方がいたり、日勤のみの方が働いています。また、お金をたくさん稼ぎたい方は、「夜勤のみ」をして夜勤手当てをたくさんもらっている方もいます。
施設によってシフトや勤務形態が違うので、働く前に確認することをオススメします。
他の仕事と比べると給料が低い
デメリットの1つ目は、他の仕事と比べると給料が低い事です。
「介護の仕事は給料が低い」と耳にした事があると思いますが、その通りです。
下の画像は、20代の平均年収を表にしたものです。ご覧の通り20代の平均年収は342万となっています。
それに対し、20代介護士の平均年収は約300万ほどになり、1年で約50万円ほど差が出てしまいます。
このように、介護の仕事は他の仕事に比べて給料が少なくなっています。
ここまでみた方の中には、「これしか稼げないのか…」と思った方もいると思います。
安心してください。介護の仕事でも年収300万円以上稼げます。
働き方や手当などで、年収を上げる方法はいろいろあります。
詳しくは以下の記事で解説しているので、興味がある方はぜひご覧ください。
《詳しくはこちら》介護の仕事で年収を上げる方法とは?
体力・精神的に疲れる
デメリット2つ目は、体力・精神的に疲れる事です。理由はお年寄りの介護、人間関係の問題が多くあるからです。
介護の仕事は、お年寄りの入浴を手伝うことや、オムツを変えたりする仕事で一日中動き回る事が多いです。なので体力的に疲れてしまいます。
また、お年寄りからの暴言や、職員のいざこざなど精神的にもキツい仕事です。
実際に僕の施設でも、一日中歩き回り介護をしていたり、暴言を吐くお年寄りがいたりします。
体力・精神的な問題でやめていく人が多いことから、離職率が多い仕事と言われています。
生活のリズムが崩れる
デメリットの3つ目は、生活のリズムが崩れることです。理由は、日勤や夜勤などのランダムなシフト制だからです。
シフト制は勤務時間がバラバラなので、生活リズムが崩れてしまいます。
実際に僕の働く施設もシフト制で、「早番」「遅番」「日勤」「夜勤」みたいにさまざまな勤務があります。
また、【日勤帯のみ】という働き方もありますが、あまりオススメしません。
理由は、夜勤をしないと夜勤手当がつかないからです。施設にもよりますが、夜勤手当ては月に3〜5万円くらい付くので、しない人とする人では年収に差が出てしまいます。
介護でお金を稼ぎたい方は、夜勤をするのが必須です!
介護職に向いていない20代の特徴とは?
介護職に向いていない20代の特徴は、たった一つです。
それは、【協調性がない人】です。
理由は、介護の仕事いろんな職種の人が関わって、お年寄り一人一人のケアをするからです。
介護施設では、「介護士」「看護師」「ケアマネージャー」「相談員」「機能訓練士」など様々な職種の方が働いています。
協調性がないと、一人で突っ走ってしまって施設で浮いてしまいます。そして居心地が悪くなり退職に繋がってしまいます。
よく介護職に向いていない人は、【コミュニケーション能力がない人】と言われますが、コミュニケーション能力がなくても大丈夫です。
実際に僕も人見知りがひどく、職員やお年寄りと仲良くなるまで一年近くかかりました。でも10年近く続いています。なので大丈夫です。
まとめ
介護に就職する際の注意点について、理解いただけたでしょうか?
ではここで本記事のポイントをまとめます。
介護の仕事を検討する際は、この記事を参考にしてみてください。
介護の仕事をやってみて、「苦」じゃないと感じる方は、確実に介護の仕事に向いています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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